『さんかれあ』OPにおけるシナリオのなぞり
OP曲やED曲の歌詞にシナリオの展開やキャラの心情を歌わせるという手法はよくあるけれど、OPそのものがそういった暗喩になっている場合もある。(シナリオやネタバレを歌っているのだと『未来日記』のオープニング曲の「DEAD END」とか。実はキャラのことを歌っている例だと『咲-saki-』阿知賀編のエンディング曲「FuturisticPlayer」とか。多分物凄い数の作品で行われている)
『さんかれあ』のOPは、「れあが闇を引きずって、紫陽花の葉を噛んで、その闇に沈んでいく」ところから始まる。当然、これは作品のシナリオをなぞっている。
「れあが周囲を見て助けを求めるように叫ぶ」→「そこに現れる千紘」→「ゾンビ化ばーぶがクーラーボックスから飛び出す」もシナリオをなぞっている。
同じ場所に向かって走っているとおもいきや、実はずれていてすれ違う二人。(ここ、ものすごく上手い……)
蘭子はすれ違ったことで千紘の方を向くが、千紘は振り返らずまっすぐ走り続ける。
目立つ行動をしているれあママ(酒浸りモード)にもかかわらず、誰も彼女に視線を向けない。
れあパパはれあだけを見るが、れあは表情を一切変えない。
そして、殻になる瓶。
最後は不明。……なんだろうね。
これから描かれる漫画の方のエンディングを暗喩しているのかも。