リルイちゃんが可愛い『29歳独身中堅冒険者の日常』2巻の感想
この作品はタイトル通り、29歳の独身冒険者がリルイという女の子と出会い、彼女の成長を見守りながら冒険をする……という物語です。(こう書くとなんか違う気がしてきた……)
まず素敵なのは、29歳の独身中堅冒険者が美形の青年ではなく、ちゃんとおっさん途中の男性として描かれていること。
みてよこの無精髭。
しかも、ヒロインのリルイが深夜だけ大人になる種族で、それがまた可愛くも無邪気に体がえっちぃのです。
さらにさらに。
きちんとファンタジーとして手を抜いていないというか、しっかりとファンタジーならではのワクワクできる異世界を描いているというか。
よく見かけるけれど、大好きな世界観を描いてくれているのは良いですねー。
本当、こういうところを冒険したいと思ってしまいます。
ちなみに、この世界、どうやら日本が滅んだあとなのか、日本で作られたゲーム世界の中なのか、こういう地名が登場します。
シンオオミヤは、おそらく新大宮。
奈良県の……だと思っています。
作者の名前が奈良一平ですし。
この看板、「シンオオミヤ」と書かれているらしいのですが、文字、解読できそうですね。日本語のひらがなをカクカクっぽくしたらこの文字になりますし。
と、言うことは……。
これの文字も解読できるかもしれませんね。
最後に、今話、新しく登場するキャラ(ヒロイン?)の紹介を。
ある意味、リルイのライバル……なのでしょうか……。
まだ主人公のハジメにほのかな思いを持っているくらいなのですが、これからどういう展開をみせるのか……。
リルイを含め、もう少し大人になって、本格的な色恋に目覚めている姿を見たい気もしますし、このまままったり、疑似家族的な中でゆっくりとした成長を見ていたい気もします。