二重丸くるりの心理を表現している演出について@灼熱の卓球娘、第十球考察
灼熱の卓球娘の第十球は無茶苦茶好きな回で、何度ニコニコで見直したかわからないくらいだったりします。
もちろん、くるり対こより戦が好きなのですが、それ以外の演出も好きです。
その中で、私が解説できそうな部分を一つ──。
最後、くるりの心の壁が溶けたことを描写するシーンです。
影の千と建物の線がそれぞれ二人の間に入っています。
二人の間に心理的な線が入っていたという表現です。
最初会った時のくるりと、最後のシーンでのくるり。
目にハイライトが入っています。
学校の門を「檻」に見立てて、そこから光ある方に出てきたような演出。
とらわれていた心が開放されたという見立てです。
二高とも同じ構図にすることで、くるりもこよりと同じく、みんなで卓球を楽しんでいるチームになったことを描写しています。
と……まあ、簡単にいえばこういう演出だったと思います。
ちなみに、対立しているキャラの間に象徴的な区切りの線が入る演出、並びに檻から解放されるシーンというのは、アルペジオの演出の影響を受けたのかもですね。
また後日まとめるかもしれませんが、アルペジオのはこんな感じです。
最初、イオナと姉妹艦は影の区切りでそれぞれ違う場所にいたのに、戦いが終わる最後のシーンでは、イオナと同じ区切りの所にいる……という感じです。(ただし、影が重なることは最後までない)
とにかく!
卓球娘は凄く素敵な作品だったということです。
由良木ゆらちゃん可愛いし。