セイレン第2話「ヤマオク」
■ 今話のお気に入り
【MVP】 荒ぶる洗濯機さん&反応する吉田さん
吉田「それってどのくらい激しかったの?」
常木「このくらいかなっ!」
洗濯機(ドドドドドドドドドドドド)
吉田「うわぁあ(〃∇〃)」
【カワイイ】 吉田「だよねー。はむっ。おいしぅいぃー」
【なんか好き】 常木「どうする嘉味田君、結婚する?」
【なんか好き】 桧山「やっぱりジャージプレイしてるんじゃん!」&桧山「ファスナーを上げて下げて、最後にはさむのよ」
セイレン 第1話 「ケツダン」の感想
■ 今話のお気に入り
【MVP】 十萌姉
【おおおっ……? 姉さんは……?】 七咲郁夫
【結構好み】 菊池洋子
【早くこの子のシリーズを】 桃乃今日子
【演技賞】 「だぁって、私が座っていた机をじっと眺めて、背徳感を味わってたじゃん」
見崎鳴のデレにおけるキーワード
■ 質問に関するデレ
見崎鳴「そういう質問攻め、嫌い」
と質問されることを嫌っていたのに。
見崎鳴「今日は特別に認めます」
と、榊原恒一の押しに負けて、軟化。
■ 「つながる」のキーワードでのデレ表現
見崎鳴「つながっているのに安心してるって、とても不思議」
つながっている人形を見ての感想。
だけど、これが後に……。
榊原恒一「つながったかな」
見崎鳴「多分」
と、砂の城のトンネル作りの時、キーワードを重ねてデレを表現。
この頃には心をひらいていたようで、料理を探すときの笑顔が自然。
漫画版『ピンポン』最終話に散りばめられた伏線回収について
スマイルが自然な笑みを浮かべていることなど、すぐにわかる伏線回収は置いといて。
気付きにくそうだけど、素晴らしい伏線回収をしている箇所をいくつか。
あと、それにまつわるちょっとした考察。
■ ペコ特集号
スマイルが読んでいるペコの特集号。
表表紙はヨーロッパにわたって卓球選手の一線級として活躍しているペコのこと。
その裏は、どうやらペコが出ているらしい広告。これも実は伏線回収。
カルビーのCM出演が夢だと思っていたとおりに、お菓子のCMに採用されている。
■ 小泉宅にスマイルが来るらしい
スマイルが来ることを心待ちにしている小泉先生。
かつてのスマイルは、よその家で食事するのが苦手だと言って断った。
ここに成長あるいは変化が見られる。
■ 小学校の先生になるスマイル
ドラゴンとの会話でスマイルは小学校の先生になるという。
ここも伏線がある。
第一話でオババがスマイルにカブのコーチを依頼している。
もう一つ。
「何百人って子供相手に教えてるとね… 嫌でも才能に鼻が効くようになるんだよ。」というオババの台詞も影響していると思われる。
スマイルはオババと小泉に教わったものをさらに次の世代に伝えていこうとしているのだろう。
ただし、本編との対比とはほんの少しずれている。完璧に対比させるなら、小泉が高校の英語教師だったように、高校の先生になる方が綺麗な対比となる。だが、スマイルの場合は小学校の先生になることを選んだ。そこに大きな意味がある。
スマイルが卓球の楽しさを知ったのがおそらく小学生時代。
その時の嬉しさをスマイルは覚えているのだろう。
また、推論になるが、ペコとスマイルの関係がこじれ、寄り道を始めたのは小学時代か中学時代。
そこでもし何かが違って理想の道を歩めていたら、今でももっと素晴らしい世界が広がっていたんじゃないか、とスマイルは考えているのではないだろうか。
次世代のスマイルとペコが、今のスマイルと同じ道を歩まないように、その道を修正しうる場所として小学校の先生を選んだのではないだろうか。(この真意は最後の項目で記す)
■ エブリバディ集合
スマイルが子どもたちに語った「エブリバディ、集合」。
これは勿論──。
小泉がかつて部活で言っていた台詞。
スマイルは小泉ポジションを意識的に受け継いだと表現されていると同時に、新しい卓球少年(さらに次世代のバタフライ・ジョー、あるいは次世代のスマイル)を見つける人生を歩むことが示唆されている。
■ 「眠いや」の台詞とあくびの意味
初読時、どうしてあくびで終わるのか、ピンと来なかった。
推論に推論を重ねることになるけれど、これはものすごく深い描写を意味するあくびなのかもしれない……というのを以下。
卓球も英単語を覚えるのも、「どうせ死ぬまでの暇つぶしです」と答える月本。
本編中、スマイルの「あくび」に重なりうるのはこの描写と台詞だけ。
つまり、あのあくびは現在退屈であることが表現されている可能性が高い。
「あくび」をした場所は海辺。
おそらくだけれど、海辺は「海外」と「国内」の境界を象徴する場所として描かれている。
コンウェンガの象徴が飛行機だったように、海外で活躍するペコとは違って国内に留まらざるを得ない二人を描写していると考えると、そこでの「あくび」は凄く意味がある。
ペコと同じ舞台でまたあのような最高の戦いを演じられないことに退屈を感じているのではないだろうか。それが、実力不足のか、たんに機会がないだけなのか(ペコは海外にいる)はわからない。だけど、あくびは、スマイルの理想の卓球ができないことを描写しているように思える。
そう──。
彼は今、退屈なのだ。
全力を出し切ることができず、憂いているのだ。
それが何で満たされるのかはわからない。
海外の向こうに旅立ったペコが帰ってきた時だけ、あくびが止まるのかもしれない。
小泉がそうだったように、次の才能との出会いが彼の退屈を吹き飛ばすのかもしれない。
だが、現状退屈だと感じているこの描写は重い。
海辺でかつてのライバルと卓球の話を絡めた後であくびをしてしまうという表現から推測するに、「退屈すらを感じない素晴らしい人生」=「ペコと肩を並べて海外で戦っているスマイル」こそが本当のスマイルの夢だったのではなかろうか。
そこで、先ほど説明不足だった、小学校の先生にまつわる伏線回収に話を戻す。
海外まで飛べなかった脆い羽根の小泉が、その夢をスマイルにたくして育て上げたように、次の世代のスマイル=海外で戦えるスマイルを育てるためにも彼は小学校の先生になったのではなかろうか。
……そう考えれば、最終話に散りばめられた描写の数々はピッタリとハマるように思える。
どこか退屈しているスマイル。
彼が思いを馳せるのは海の向こうで活躍するペコのこと。
本編を通して素晴らしい体験をしてきたこのスマイルがここにいるからこそ、次世代には、ヒーローとともに並んで海を渡る最高の蝶が生まれるのだろう。
ちなみに実写映画の方はアマゾンプライムビデオに登録されているので、プライム会員は無料で見れる。
ピンポン
『さんかれあ』OPにおけるシナリオのなぞり
OP曲やED曲の歌詞にシナリオの展開やキャラの心情を歌わせるという手法はよくあるけれど、OPそのものがそういった暗喩になっている場合もある。(シナリオやネタバレを歌っているのだと『未来日記』のオープニング曲の「DEAD END」とか。実はキャラのことを歌っている例だと『咲-saki-』阿知賀編のエンディング曲「FuturisticPlayer」とか。多分物凄い数の作品で行われている)
『さんかれあ』のOPは、「れあが闇を引きずって、紫陽花の葉を噛んで、その闇に沈んでいく」ところから始まる。当然、これは作品のシナリオをなぞっている。
「れあが周囲を見て助けを求めるように叫ぶ」→「そこに現れる千紘」→「ゾンビ化ばーぶがクーラーボックスから飛び出す」もシナリオをなぞっている。
同じ場所に向かって走っているとおもいきや、実はずれていてすれ違う二人。(ここ、ものすごく上手い……)
蘭子はすれ違ったことで千紘の方を向くが、千紘は振り返らずまっすぐ走り続ける。
目立つ行動をしているれあママ(酒浸りモード)にもかかわらず、誰も彼女に視線を向けない。
れあパパはれあだけを見るが、れあは表情を一切変えない。
そして、殻になる瓶。
最後は不明。……なんだろうね。
これから描かれる漫画の方のエンディングを暗喩しているのかも。
『さんかれあ』第七話における脚本の技巧
■ 蘭子の今と昔の対比
『さんかれあ』第七話はオリジナル回。
この回、かなり不評だったようなんだけど、構成や暗喩の重ね方が凄くしっかり意味を汲み取れる作り方をしているので実は凄い好きだったりする。
スクリーンショットは一番最初のシーンより。
道の反対側に走る二人の子供は、千紘と蘭子の過去の姿に似ている。
■ 手というテーマ
七話で使われている蘭子の恋愛感情表現が「手をつなぐこと」。
以下、手がモチーフとして使われているシーンをざっくりと。
解説しても見たまんまなのでひとまずスクリーンショットのみ。
なお、これら以外にも手にまつわるシーンがある。
蘭子の恋心はさておき、千紘はゾンビを選ぶのだという暗喩が、千紘が引っ張り上げるゾンビの手人形や映画の中の手を握れなかった二人という形で描写されている。
■ 木を利用しての立ち位置の区切り
多分……だけど、木という区切りがキャラの立ち位置の違いを表している。(残念だけど、千紘と蘭子は違う区切りにいる)
そういや『蒼き鋼のアルペジオ』でも、金剛とイオナが分かり合えないという演出の時、茶会チャットルームにて会話している時同じ画面に描かない……という演出があったようななかったような……(録画してなかったので、曖昧な記憶です)。
漫画とかでも、意見の違いを描写するときに、同じコマに描けるのにあえてコマを割っている時とかも、そういう意図がある場合がある(のだと推測)。
■ 犬派から猫派への変化
蘭子の部屋の模様が、犬系から猫系に変わっている。
この心情の変化の理由とは……。
犬に襲われたのを、猫耳っぽい髪の少年(千紘)に助けられたから。
■ 蘭子とれあの対比
蘭子が最後に太陽の下、丸みを帯びた柵の高台で空に向かって叫ぶシーン。
これは当然対比元があって。
1話のれあが深夜の月の下で、井戸(丸い)に向かって叫ぶシーン。
二人は千紘を挟んでのライバルだと明確にする演出。
月 : 太陽
下に向かって叫ぶ : 上に向かって叫ぶ
円形の閉じた場所 : 円形の広がる場所
「ま」と「め」のネタで「まとめ」られた『ゆゆ式』第七話
第七話には「ま」と「め」のネタで「まとめ」られたんじゃね……?
と不思議なことを思いついたので、以下、「ま」と「め」についてだらだらと。
■ 破魔矢で滅する
破魔矢の「魔」(ま)を「目」(め)に刺そうとする。
「魔(ま)を滅(め)する矢だよ!? 唯ちゃんの魔が滅せられたよ!?」
■ いいとこのおまめさん
「唯ちゃんの……いいとこのおまめさん……」
※他にも、納豆(まめを発酵させた食品)ネタあり。
■ 目潰し
「なにそれ!?」
「目ってこと?」
「まさかの目!?」
■ ◯◯まん
「ピザまぁん」
「豚まぁん」
「カレーまん」
■ 目……とか?
(体の一部の形したチョコの話になって)
「な……なんだろう? 目……とか……? ……丸いし」
■ 今日のテーマ「目」
今日のテーマ 「目」。
■ 「ま」と「め」のまとめ
本当に「ま」と「め」でまとめられたのかは不明だけれど、これだけゆゆ式を愛しているスタッフならやりかねないという感じ。
まあ……「ま」と「め」よりも、第七話の部活が「目」だけあって、「め」を中心にエピソードを集めていたのかも……と言う気がしないでもない。
それはともかく、少なくともスタートとラスト、唯にゆずこが殴られる落ちはあわせられていたと思う。
以上、第七話の考察でした。
こんな分析が本当に当たっているかは謎。
当たってなければ寒いよね。冷えるよね。
そんときゃ、あれだ。
「氷だけに……あい(eye = 目)、すいません……!」